小学校のプログラミング教育、目指すべき本質はどこにあるのか

2020年、小学校のプログラミング教育が必修化!

すでに近年、子どもたちがプログラミングに触れる体験授業やICTを活用した授業も行われていますが、こうしたプログラミング教育は子どもたちにどのような成長を促していくのでしょうか?

文部科学省が定める学習指導要領では、各教科科目の授業に「プログラミング的思考」を盛り込むことを求めるほか、総合学習で基本的なコンピュータの文字入力や、プログラミングを学ぶことが決められました。

プログラミング的思考とは「自分が求めることを実現するために、必要な動作や記号、またそれらの組み合わせを考え、どのように改善すればより意図したものに近づくのかを考える論理的思考」のことです。

今後、IT技術が浸透していく世の中において「プログラミング的思考」というのが重要なキーワードになっていくのではないでしょうか?

社会に出てコンピュータ関係の仕事に関わる子どもは3分の1を超えて来るのではないかとも言われています。これは、サッカー選手や野球選手になるよりも可能性が高いです。小学生のうちから初歩的なコンピュータの知識、基本的なプログラミングに触れる機会を提供しなければ、高度な学びやエンジニアリングの仕事への道を閉ざしてしまうことになるかもしれませんね。

 

小学校のプログラミング教育、目指すべき本質はどこにあるのか

2020年、小学校の教育指導要領でプログラミング教育が必修化される。すでに近年、子どもたちがプログラミングに触れる体験授業やICTを活用した新しい授業の在り方を模索する動きは数多く見られるが、そもそもこうしたプログラミング教育は子どもたちにどのような成長を促し、教育的な価値を生み出すのか。9月末に茨城大学教育学部附属小学校が実施した研究授業を基にレポートする。 …